広報にじ70号
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 三和中学校は,令和3年度からコミュニティー・スクールとなりました。今まで以上に地域と共に子供達の育ち行く姿を共有し,教育活動を共に展開していきます。 今年度,初の試みとして,『三和中“ほんまもん”体験』を企画・実施しました。コミュニティー・スクール委員さんに企画段階からご協力いただき,町内の事業所,それも様々な職種の方と連携してくださり,当日は9つの事業所・個人の方が一堂に会して,生徒達の体験活動を学校中で展開してくださいました。仕事を体験するだけでなく,故郷に対する想いも伺うことができました。生徒達は,お話をしっかりと受け止め,体験を心から楽しみ,行事は大成功!! この行事を通して学んだこと,感じたこと,事業所の方との出会いは,その後の学習そして次世代議会での提言へと繋がりました。神石高原町の活性化のために,これからも,多角的に考え,発信していきます。 「コミュニティー・スクール」として初の試み“ほんまもん”体験三和中学校の活動紹介三和中学校は,「自ら学び 自ら考え 協働できる 心豊かな生徒の育成」を学校教育目標とし,「学力向上に挑戦し続ける学校風土」「規律と温もりのある学校風土」「地域とともにある学校風土」という三つの学校風土を大切にしながら教育活動を進めています。また,今年度からコミュニティー・スクールがスタートし,“郷土愛を基盤とした,未来の創り手となる人づくり”のために,地域と一体となった教育活動の創造を目指しています。 1年生は,“神石高原町の魅力を再発見する”ために,フィールドワークや体験学習に出かけたり,ゲストティーチャーからお話を聞いたりしました。グループ毎にテーマに沿って体験内容やゲストティーチャーの人選を企画し,学級全体で学びを共有しました。今まで知らなかった事を発見でき,新たな学習テーマも生まれました。地域に学び地域とともにある学校を目指して校外学習へ出かけました学びの意義を考えたオリジナル劇洗車サービスを依頼されました 2年生は,地域の方々から御指導をいただき,和太鼓や神楽,三味線や筝などの伝統芸能を学んでいます。加えて,職場体験学習を予定していた事業所に協力をいただき,“働く”ことを疑似体験しました。仕事に対する思いや将来に対する願いなど取材したことをまとめた小冊子や,自分達のオリジナル商品の販売等,企画から実現まで自分達でやりきりました。 3年生は,今までの学びを土台に,神石高原町の活性化について考えることの意義について,心の中の葛藤を含め,オリジナルの劇にして発表しました。故郷“神石高原町”から託された未来の町の姿をどう描くのか,考えることを通して何を学ぶのか,3年生なりに整理して表現しました。すばらしい発表でした。6広報にじ No.70

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