神石高原8月号
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「挑戦のまち」を   して~神石高原町総合戦略がスタートします~神石高原町は平地の少ない山だらけの町です。このことは、農業を営むうえではハンディになりますし、生活の利便性にも影響します。先人たちは、互助と工夫でこのハンディを乗り越えてきました。また、豊かな自然環境にありながら台風や急速な少子高齢化を背景に、一昨年末、国は「まち・ひと・しごと創生法」を制定しました。これは、東京への人口一極集中を是正するとともに、各地域で住みよい環境を確保し、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくための法律です。わが町では、この流れを人口減少に歯止めをかける好機ととらえ、「神石高原町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向け、作業を進めています。行政と住民との協働という新たな仕組みをベースとする同戦略について、住民の皆さんに広くご理解いただきたく、本特集を組みました。ご一読いただきますようお願いいたします。神石高原町長 牧 野 雄 光住民とともに、チャレンジしていきます!地震などの災害は少なく、そういう意味では住みよい町ともいえます。そして、百歳以上のお年寄りの人口比率が県下で高い「健康長寿の町」でもあります。とはいえ、ご存知のように人口は減少しつづけています。これに対し、町では危機感を持ってさまざまな対策を講じてきました。にもかかわらず、人口の再生産を担う若い女性の人口減少率が県下でもっとも高いということが、日本創成会議の発表(平成26年5月)で明らかになりました。町ではこの事実を謙虚に受け止め、早急な対応策を講じるべく、昨年10月に人口減少対策推進本部を立ち上げました。そして、若い人たちを中心にワーキングスタッフを招集し、人口減少対策の方針子どもからお年寄りまで,生き生きと笑顔で暮らせる町をめざして…「挑戦のまち」を目指して32015 8月号

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