神石高原12月号
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中高一貫教育早いもので、あっという間に地域おこし協力隊となって一年が過ぎました。今回は、一年前の都会の生活では絶対体験できなかった素敵な町の体験や生活の気付きをご紹介したいと思います。まず、季節を五感で感じられることです。山々の景色はもちろん、一番感じるのは、季節のおいしい食材です。スーパーでは1年中同じ食材が手に入ります。今までは旬の食材は?など考えずに食べたいものを買うだけでした。しかし、移住して町民の方々からおすそ分けをもらうことが増えたり、道の駅で野菜を買うようになると、目に見えて旬の食材がわかります。そしてどれもおいしい!こんなにいっぱい食べれない…とうれしい悲鳴を上げながら、いろいろな料理や漬物に挑戦して、旬を味わっています。レシピは本やインターネットで検索したものよりも、お母さんたちの日々の献立を知るほうがとても勉強になります。今では「次はいっぱい○○が食べられる…」をたくさん見つけて町民になっていけたら良いと思います。地域おこし協力隊長山 恭子その26と季節の旬の食材を待ちわびて過ごす毎日です。そして、町には楽しいことが無限大にあることです。もちろん、都会でもお金を出せば無限大の遊び方ができますが、ここにはそんなにお金をかけなくても、工夫さえすればどんなことも楽しみに変えられるものがあると感じています。季節の花で工作をしたり、山に出かけたり、野菜作りに挑戦してみたり。今では本当に時間が足りないほどです。最後に、町民の人々との関わりです。地域おこし協力隊として神石高原町に関われたことでたくさんの方々と出会うことができました。いろいろな縁を通して、繋がりがたくさん増えていくことにとても感謝しています。どこを見ても知らない人ばかりの毎日から、協力隊になり日を追うごとに町内で知り合いに出会い親しくしていただく機会が増えたので、いろいろな場所に出向くのがとても楽しみです。私の気付きは、一見大したことない普通の神石高原町での生活かもしれません。けれども、そんなあたりまえがとても楽しくて仕方がありません。これからもそんなあたりまえ食育推進ネットワーク協議会 食生活改善部会お酒の上手な付き合い方毎月19日は食育の日年末年始はお酒を飲む機会が増えますね。吉田兼好は随筆徒然草の中でお酒を「百薬の長とは言へど,よろずの病は酒よりこそ起これ」と記しています。過度の飲酒は肝臓病やがん,脳梗塞・認知症などさまざまな疾患のリスク因子です。生き生きとしたライフスタイルを維持し,「節度ある適度な飲酒」を守ることが大切です。また空腹時に飲んだり一食育ミニ知識中高一貫教育講演会が開催されました11月27日,中高一貫教育講演会が行われ,油木高校産業ビジネス科生徒によるプロジェクト発表に続き,大阪府立能勢高等学校 真鍋政明校長先生による「地域活性化と高校再編整備 ~大阪のてっぺんから世界へ~」と題した講演がありました。通常のアルコール代謝能力を有する成人男性の節度ある飲酒の目安量お酒の種 類ビール日本酒 焼酎(25度)ワイン適量中瓶1本(500ml)1合(180ml)コップ1杯(110ml)グラス2杯(200ml)*女性や高齢者は成人男性に比べてアルコール分解速度が遅いため,飲酒量を半分に控えましょう。気に飲んだりすると,アルコールの血中濃度が急速に上がり,悪酔いの原因になります。食事と一緒にゆっくりと飲みましょう。当校は,大阪の北西に位置する能勢町(人口10,957人)唯一の高校で,学年2クラスの全校生徒164名(定員240名)と,毎年定員割れの続く中で,府・町・学校の3者による魅力化プロジェクトを創設され,さまざまな取り組みを展開されていました。中でも,将来,国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を目的とした文科省事業のSGH(スーパーグローバルハイスクール)の認定をH26年3月に受け,世界を教育の場とした質の高いカリキュラムの開発などの取り組みを進めてこられました。しかし,本年9月,大阪府教委から条例に基づく「高校再編整備対象校」と決定され,現在その検討に入っておられますが,その状況を決してマイナスと捉えず,より魅力ある学校にしていくための大きなチャンスと捉え,新たな学校づくりと地域活性化にむけて奮闘されている夢のあるお話しをしていただきました。飛竜頭(ひりょうず)32015 12月号

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