神石高原8月号
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ても両者とも家族がいるので合計6名での定住となりました。この短期間に高齢化率60%超えの地域がここまで地域力を伸ばしたのには理由があります。僕はその大きな要因の1つが『多様性』だと思っています。小野では、毎月1回『小野の将来を話し合う会』という場があります。これは地域の未来を、さまざまな視点で話し合う会で、今では地域住民と協力隊だけではなく、外部の大学生や地域コンサル会社の方も参加するようになりました。そしてそれぞれが、好きなことを対等な立場で地域おこし協力隊村上 勇太その34話し合い、収拾がつかなくなることも多々ありますが、1つの着地点に収まります。このおかげで、小野は1歩ずつステキな未来に向かって前進をしています。よく、組織などでは『多様性』が大事だ!と言われますが、実際に多様な人材を入れて機能するのはなかなか難しいことです。ではなぜ、小野ではそれが機能したのか。それは『多様性』をお互いが尊重し合い、自分の意見を言いやすい『受容性』の心をそれぞれが大事にしているからだと思います。ステキなアイデアと意見が飛び交う小野の将来を話し合う会が、僕は毎回楽しみです。来月はどんなアイデアが出るかなー?『多様性』を活かすための『受容性』小野(油木地区)に移住することになった僕ですが、現在、今年3月末まで地域おこし協力隊員であった1名と、隊員である僕の2名が移住しています。2名といっ郷土愛を育む教育を柱に町長と教育長および教育委員で構成する町総合教育会議が7月5日、三和共同福祉施設で開催されました。会議の冒頭、牧野町長から、これまで町長として取り組んできた教育環境充実に係る諸施策や油木高校への支援について触れるとともに、町は人口倍増政策を掲げ、あらゆる施策を推進していく考えが示されました。教育委員からは、「教育環境の整備に関して、今後の児童・生徒数の推移から学校の適正配置について、あらためて考えていく時期にきている」「生涯学習については、公民館と協働支援センターの関係がどのような形になっても、高齢者・地域との関わりや、日本の良き伝統を継承していく基盤となるような体制づくりをしてほしい」などの意見が出されました。~ 総合教育会議を開催 ~町長からは、「教育環境の整備については教育委員会でしっかり議論してほしい」「本年度、新たに策定する本町の教育大綱や教育行政施策には、ぜひ『郷土愛を育む教育』を柱のひとつにしてもらいたい」旨の意向が示されました。4広報 神石高原 No.142

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