神石高原9月号
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「辛うてごめん」をご存知ですか?源流の里しんさかで作られている唐辛子の佃煮で、この「辛うてごめん」の商品名で町内の直売所や特産品売り場などで販売されています。最近、結構な頻度で我が家の食卓に出番が回ってきます。肉厚の唐辛子は種ごと細かく刻まれていて、ベーシックに煮物の味付けから簡単な所では各種のタレに混ぜてと使い道が幅広い所が気に入っています。今年の春から原料となる唐辛子の栽培をほんの少しさせていただいています。8月の初めからぼつぼつ収穫もできるようになりました。初回の収穫は8㎏くらい。わずかな収穫量ですが、これが加工され商品として販売されて誰かの口に入るのだと思うと何とも言えず嬉しいものです。もちろん栽培に関しては最初からひとりではできず栽培方法の指導や圃場の提供などさまざまご助力をいただきました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。地域おこし協力隊松井 二葉その35先日ある中学生さんから「神石高原町のいい所は何ですか?」と聞かれました。授業の課題だったようです。「中に入れてもらえるところかな」と答えました。「ここに来る前にいた神奈川では、例えば農業をしたくても簡単に農地は借りられない。でも、ここでは取りあえず考えてくれる人がいるから」と。尻切れのつたない言い方だったのでうまく伝わらなかったかもしれません。彼女も「へ~」と複雑な顔をしていました。人が信用されるまでのプロセスは都会でもどこでもそれほど変わりません。でも意志を持って発した言葉への反応は何か違う気がします。「神石高原町にはね、何故だか自分事のように考えてくれる人がいるの」と付け加えれば少しは言いたい事が伝わったかも、とぼんやりと考えた一コマでした。神石高原町総合戦略策定委員会が8月26日に開催されました。最初に,牧野町長から,委員を代表して神石高原商工会副会長の平川里士さんに委嘱状が交付され,座長に平川委員が選任されました。委員会では,昨年10月に策定した「神石高原町まち・ひと・しごと創生総合戦略」により平成27年度に実施した,重点施策43事業について,事業効果を検証されました。主な事業の検証結果は,次のとおりです。*KPIとは,重要業績評価指標。組織や事業,業務の目標の達成度合いを計る定量的な指標のこと。神石高原町総合戦略の事業効果が検証されましたお問い合わせ先 まちづくり推進課 ☎89-3332施策名指 標目標値(H31)実績値(H27)事業実施後の評価・効果検証【1次評価】内部での評価策定委員会の評価【2次評価】評価評価の理由KPI達成に有効であったと評価した委員数KPI達成に有効とは言えなかったと評価した委員数意 見出会いサポート事業(ブライダル関連事業)ひろしま出会いサポートセンター登録者数(H31):15人2人CKPIは達成しなかったものの,交際を開始した者もあるため。62効果が見られない。対象が少人数でも取組を行うべきである。定住者数を確保するのであれば移住者に対する支援を重点化すべき。町出会いサポート事業の支援を受けて結婚した者(H31まで):5組0組子どもの医療体制の充実子育て世帯の新規定住世帯(U・Iターン)数(H31まで):28世帯20世帯B子育て世帯の転入世帯数が目標値の7割に達した。80本町は医療機関が遠方であることや,子育て世代の経済的負担の軽減に繋がるものでもあり取り組みは必要である。小・中・高教育支援事業中学生の英語検定合格者数(H31年):80人73人B公設塾を始め,実現可能な取り組みを具現化し積極的に取り組んでいるため。80中学校時から積極的に学習する効果もみられ成果が出ている。本町の教育の魅力発信にも繋がっている。高等学校生徒の英語検定合格者数(H31年):15人14人油木高校入学者の地元率(H31まで):80%66%赤と黒のプロジェクト・和牛振興和牛の担い手経営体(H31):30経営体11経営体C実績数値は下がったが,神石牛の拡大が図られているため。80支援体制が必要である。町産和牛出荷頭数(H31):240頭217頭神石高原町定住相談窓口運営事業空き家活用による新規定住者数(H31まで):25世帯(5世帯/年),75人7世帯,13人A目標値を達成したため。80きめ細やかな相談体制の構築は必要である。※この他,38の事業も検証いただきました。詳しくは町HPをご覧ください。 A評価:非常に効果的であった   B評価:相当程度効果があった   C評価:効果があった   D評価:効果がなかった E評価:事業を実施しなかった   F評価:その他※事業の実施状況により評価が困難な場合6広報 神石高原 No.143

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