神石高原11月号
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辛く苦しくても前を向いて生きて行く早﨑さん宅の玄関で目に留まったのは、色鮮やかで繊細に描かれているケイトウの花の絵でした。今から23年前、大工をされていた裕詞さんは仕事中に突然、脳出血を起こされ、後遺症として右半身まひと失語症によるコミュニケーション障害を負われました。想像をしていなかった苦しい現実が、裕詞さんと妻の秀子さんの前に立ちはだかりました。言葉を話すことができなくなった裕詞さんのリハビリ生活が始まったある時、病院から三原市にある「失語症友の会」を紹介され、その活動の一つである絵画教室を体験されました。慣れない左手を使って、スケッチブックに最初に描かれたイチジクの絵。それは、裕詞さんの踏み出された第一歩でした。「絵を続けて描いてみないかと先生に言われ、希望の光が差し込んできたかのように、月1回の絵画教室が楽しみとなり、絵を描くことを生きがいとし、挑戦する姿は目を見張るものがありました」と当時を振り返り話される秀子さん。現在は、地元公民館の絵画教室に月2回参加されるほか、作業所やデイサービス、地域行事にも積極的に参加されています。「絵を始めてから表情も明るくなり、少しですが言語も発するようになりました。当初から地域の方は温かく声をかけてくださり、本当に感謝しています。また、家族の協力三み輪わ 直なお樹きちゃん(いちば)☆親の願い 元気いっぱいおおきくな~れ!山やま内うち 聡さと唯いちゃん(井関大矢)☆親の願い 心優しく,元気で成長していってね。永なが谷たに 知とも輝きちゃん(上)☆親の願い 思いやりのある優しい子になってね♥モーガン オスマンちゃん(木津和)☆親の願い いつも心に愛を!!宮みや池ち 桔きっ平ぺいちゃん(仙養西)☆親の願い この笑顔を絶やさない様に大きくなってください。髙たか丸まる紗さ智ち乃のちゃん(いちば)☆親の願い 誰からも好かれる優しい女の子になってね。岩いわ崎さき 愛まな未みちゃん(小畠)☆親の願い きょうだいなかよく,元気で大きくなってね。馬うま屋や原はら健けん一いちちゃん(井関大矢)☆親の願い これからも元気に過ごして大きくなってね。もあり今は幸せです」と障害を負って以来、ずっと裕詞さんを支え共に歩んでこられた秀子さんの喜びの声がありました。「今、辛く苦しい人も、いつか道は開ける。そのために前を向いて生きてほしい」そう願われるお二人でした。下豊松振興会早はや﨑さき 裕ひろ詞しさん   秀ひで子こさんNo.80神石高原町2歳のおたんじょうびのお友達を紹介します。この広報紙は環境にやさしい再生紙と,大豆油インキを使用しています。平成28年11月15日発行発行・広島県神石高原町役場まちづくり推進課 tel 0847-89-3352(情報観光係) fax 0847-85-3394神石高原町のホームページ http://www.jinsekigun.jp/広報神石高原 №145

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