神石高原3月号
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農業委員会女性部の取り組み子どもたちが土に親しみ,収穫作業をとおして農業の喜びを経験~遊休農地を利用してサツマイモの植え付けから収穫まで~平成28年度神石高原町農業委員会女性部は,遊休農地を利用して子どもたちとサツマイモを植え収穫しました。耕作放棄地や遊休農地の解消は,少子高齢化と過疎化が進む中山間地域で大きな問題となっています。この取り組みの目的は遊休農地を利用して「子どもたちが土に親しみ,収穫作業をとおして農業の喜びを経験する」ということで,今年で5年目になります。参加した子どもたちは,三和小学校1・2年生33名と町内の子どもたち10数名で2回に分けて芋植えや芋掘りをしました。大きい芋がたくさん収穫でき,子どもたちも大喜びで,蒸かした芋を試食しました。参加した子どもたちは家に持ち帰り,家族と一緒に食べたり,昨年同様町内の保育所,幼稚園,小中学校へ配り調理実習などに利用していただきました。神石高原町農業委員会は、平成28年12月に農業委員会法に基づく再編が行われ、農業委員14名、農地最適化推進委員14名の体制になりました。これにより、きめ細やかな農地の見守りが可能となりました。新体制の農業委員会は、今まで以上に農業委員会の取り組み皆さまの農地を守っていきます。特に、平成21年から実施している農地パトロールは、荒廃地をAとBに分類し、再生可能な農地は有効利用を地権者の方と模索していきたいと思います。特にB分類(再生困難農地)については、所有者の同意のもとに非農地とする取り組みを進めていきます。また、農業委員会では遊休農地を増やさないためにも、農地所有者からの農地の貸し借りや譲渡・転用・売買などの申請について積極的に相談を受け、中間管理事業の利用や農業法人・個人への賃貸借、その他転用も含めて、しっかりと調査を進めていきます。「農地を守る」「地権者を守る」「地域を守る」の精神を持って、神石高原町の農地を守っていきますので、ご協力をよろしくお願いします。10広報 神石高原 No.149

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