広報神石高原1月号
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その51地域おこし協力隊水元 萌子謝の気持ちでいっぱいです。人とのつながりや、四季の美しさを感じて、ますますこの町を好きになりました。私の協力隊活動である日本オーガニックカレッジは、有機の里として神石高原町を魅力的な町にしようという思いのもとで設立されました。実際に神石地区の農業について勉強させていただいている中で、神石高原町の有機農業が全国的にもいち早く取り組んでいたことや、多くの研修生を受け入れていること、消費者とつながる会があることなど、農業に限らずいろいろなプラスの面が分かってきました。そんな情報を発信しつつ、いろんなことを吸収して、町内の良いところが見える化できるような協力隊活動をしていきたいと思います。明けましておめでとうございます。水元です。神石高原町に来て初めての冬を迎え、今までは雪を年に1回くらいしか見られませんでしたが、毎朝窓の外に真っ白な光景を見れることにわくわくしています。雪もさらさらで感動しました。コタツに入りながらお餅を食べることや、石油ストーブの上にやかんを置くことが憧れだったので、その生活を満喫できてうれしく思います。雪景色を楽しんでいるのもつかの間、凍結で滑らないかおびえながら運転したり、寒すぎて寝るときに初めて頭まで布団をかぶったり、季節感あふれる町での生活に奮闘中です。神石高原町で夏・秋・冬を過ごし、日本ってこんなに四季がはっきりしていたんだなあと感じているうちに、地域おこし協力隊に着任して半年がたちました。引っ越してきてから多くの方にお世話になりました。町に縁もゆかりもない私にも優しくしてくださり、感いくつ知ってる?おせち料理・食育講演会を開催・毎月19日は食育の日12月9日,くるみふれあいプラザで食育講演会(食育推進ネットワーク協議会と神石郡PTA連合会の共催)が開催され,株式会社平山友美フードトータルプランニング 代表の平山友美さんから,「がんばりすぎない!おうちごはんのススメ」と題してお食育ミニ知識話しいただきました。料理に時間や手間をかけられない,そんなときおすすめの「作り置き」が『水だし』で,冷蔵庫で保存する麦茶の容器に水と昆布・いりこなどを入れておくだけ。かつおだしと合わせるとさらに旨味が増して,おいしいだし汁になるそうです。また,味噌玉の作り置きや,醤油・塩・酢・味噌と昆布・鰹節・青梅・にんにく・生姜を組み合わせて作る『調味料の作り置き』で料理をすれば,炒める・和えるだけでバリエーションも広がるため,ぜひ実践してほしい。こだわるなら基本の調味料,原材料・産地や製造方法を知ることこそが食育!と話されました。講演の途中には,簡単に作ることができるかつおだしの試飲も行いました。お正月は,皆さんにとってとても身近なものですよね!お正月と聞くと,いろいろなことが思い浮かぶかと思いますが,その中でも今回は“おせち”についてのお話です。おせちに使われている食材にはそれぞれ意味があることは,多くの方が知っていると思います。鯛なら「めでたい」の語呂合わせ,数の子は卵の数が多いことから「子孫繁栄」など,有名なものもありますが,次の中であなたはいくつ知っていますか?◦黒豆…邪気払い。黒く日焼けするぐらい勤勉に働けるように。◦ごぼう…根を深く張り,代々続くように。◦れんこん…穴があいていることから,将来の見通しがきくように。◦紅白かまぼこ…赤は魔除け,白は清浄。◦昆布…「よろこぶ」の語呂合わせで縁起が良い。◦ぶり…大きさによって名前が変わる出世魚で,出世をするように。◦海老…海老のように長いひげをはやし,腰が曲がるまで長生きをするように。これら以外にも意味のある材料はあり,それを使った料理や重箱そのものにも意味があります。ぜひこれを機会に調べてみてはどうでしょうか?神石高原町食育推進ネットワーク協議会 地産地消部会8広報 神石高原 No.159

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