プランター野菜づくりノート
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収穫収穫までに伸びてきたランナーは、養分を取られるので切り離しましょう。その後に出てくるランナーは増殖苗として利用できます。花がしぼんで出てきた実は、日の当たる方に向けてやります。開花後30〜40日、赤く完熟した実から収穫します。簡単に手でもぎ取り収穫しましょう。肥料土作りを怠らなければ、夏〜冬の追肥の必要はありません。万一怠ってしまった場合は、夏の生育期に3週間おきの液肥を与えましょう。通常、降雪地域では雪解け後、雪の降らない地方では2〜3月ごろに追肥をします。発芽して本葉が2枚になった頃、1カ所1本に間引きします。※ビニールポットでも同様です。いちごはランナーを伸ばし、そこに新しい子株を発生させて増えていきます。密集しすぎないように余分なランナーを切り落としましょう。間びき果 菜イチゴバラ科イチゴ属イチゴは濃い肥料を嫌います。肥料が強いと根を傷めるので薄い液肥を少量ずつ与えます。外で越冬させる場合、ヨシズやビニールトンネルで保護します。気をつけること秋の終わりごろから春にかけて収穫できる一季成りと、比較的年中収穫できる四季成りとがあります。品種ごとに実のサイズや形もまるで違います。大きな実がなる品種ほど収穫量が少ない傾向にあります。降雪地帯でも野外で越冬可能です。病気ウイルス病・モザイク病 害虫ハダニ・アブラムシ・アザミウマ発芽気温は15〜25℃、直接プランターにまく時には3カ所の点まきでそれぞれ3〜4粒まけば十分です。発芽率が悪いので、苗を購入するかランナーで増やす方が簡単です。また、無肥料の土を使ってビニールポットなどで育てておき、有機質に富んだ土のプランターにうつしかえるのも良いでしょう。種まき15℃〜25℃前後半日日陰可15℃〜25℃※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。月123456789101112栽培作業手入れ作業記録欄植えつけ    収穫追 肥半日日陰可品種によってまちまちハウス越冬20℃3カ所65〜60号26

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