プランター野菜づくりノート
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(7)はかり 少量の肥料などを計量するのに使います。◎用土のいろいろ (赤玉土、鹿沼土、バーミキュライト)近頃は家庭菜園やガーデニング人口が多くなり、店頭にもさまざまな用土が並べられていますが、通気性や保水性など、性質がそれぞれ異なります。単独で用いずに、それぞれの長所を生かし、短所を補うように数種類を組み合わせると良いでしょう。(1)赤玉土―黄褐色の粘土質で、保水性に優れています。(2)鹿沼土―軽石質の火山砂れきが風化した土で、通気性に優れ、広く用いられます。(3)腐葉土―通気性、保水性に優れた、理想的な用土です。(4)ピートモス―湿地の水ゴケなどが半分ほど腐朽し、分解されたものです。(5)バーミキュライト―通気性、保水力を高めるための土壌改良剤として用います。(6)パーライト―通気性に富んでいます。高温処理されているので、無菌に近く、衛生的です。◎培養土(堆肥、腐葉土、肥料)野菜の生育に影響を与えるので、できるだけ良い土壌で栽培しましょう。堆肥と腐葉土を混合した培養土が最も適しています。栄養分が非常に豊富で、塊になっているため、通気性、保水性、排水性それぞれ良好で、優れた土壌の条件を備えています。堆肥とは、家畜などの排せつ物、稲わら、生ごみなどの有機物を発酵により分解したものです。腐葉土とは、広葉樹の枯れ葉や枝などが分解したものです。堆肥と腐葉土を混合したものが培養土となりますが、園芸コーナーで手に入ります。◎有機質肥料と無機質肥料肥料は大きく、有機質肥料と無機質肥料に分類されます。●有機質肥料―動・植物に由来する原料から作られた肥料で、土の通気性や排水性、微生物を活発化し、「肥えた土」を作る働きがあります。●無機質肥料―化成肥料と呼ばれ、主に鉱物など無機物が原料で、人工的に合成された肥料です。◎肥料の五大要素野菜は種類によって、適した土の酸性度や栄養分が異なります。小さな面積で多くの種類を栽培するには肥料の力を借りるのが効率的です。(1)窒素―作物の葉を茂らせる働きをします。(2)リン酸―作物の光合成を助け、炭水化物の生成を促進する働きをします。深さ底径等間隔深さ底径等間隔4

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