プランター野菜づくりノート
63/68

る。野菜に適した酸度は通常pH5.5〜7.0と言われるが、どの程度の酸度を好むかは野菜によるため、栽培を始める前には土壌の酸度チェックを行うと良い。直まき(じかまき)栽培する用土に直接種をまくこと。移植を嫌う植物や野菜の種まきをする場合は直まきすることが多い。支柱(しちゅう)トマトなど高い草丈になる野菜が倒れないための棒。遮光(しゃこう)光をさえぎること。直射日光を避け、花芽をつける時期や開花期を調節するために行うことが多い。条まき(すじまき)浅い溝を作り一列に種をまく方法。株が大きく育つ野菜や根野菜の種をまく場合にすることが多い。整枝(せいし)枝葉が混み合って、風通しや日当たりが悪くなるなどの弊害を防ぐために、わき芽を摘み取ること。施肥(せひ)作物に、肥料をまくこと。剪定(せんてい)不要な枝を切り落とし、形を整えること。残した枝の成長にも必要な作業。速効性肥料(そっこうせいひりょう)効果がすぐにあらわれる肥料。液体肥料や化成肥料に多く、簡単で一般的な肥料であるが、多すぎたり濃すぎたりすると、肥料成分が吸収されずに根を痛めることがある。⇔遅効性肥料た堆肥(たいひ)様々な植物性有機物や、家畜の糞などを堆積・発酵させた土壌改良用土。腐葉土とは違い、肥料成分を含んでいる。高植え(たかうえ)根の上部が地面よりも高くなるように土を盛って植えつけること。排水性がよくなる。立ち性(たちせい)垂直方向にまっすぐ伸びる植物のこと。⇔つる性単体肥料(たんたいひりょう)成分を1種類しか含んでいない肥料。⇔複合肥料遅効性肥料(ちこうせいひりょう)効果が出るまで時間がかかる肥料。微生物が分解、吸収する有機物のものが多い。⇔速効性肥料窒素(ちっそ)肥料の三要素の一つ。肥料の成分表示ではNと表記される。葉緑素を作るために必要な成分で、葉や茎の生長を促す。←葉肥(はごえ)鎮圧(ちんあつ)種をまいて土をかけた後、その上を手や道具などで押さえる作業。土を押さえることで、水分の蒸発を防ぎ、種の発芽に必要な水分が、なるべく逃げないようにする目的がある。追肥(ついひ)植物が生長する段階で与える肥料。植えつけ時に与えた肥料(元肥)が切れた頃、肥料分を補うために与える。効き目の早い化成肥料や液体肥料を用いることが多い。「おいごえ」とも読む。土寄せ(つちよせ)植えたあと株元に土を寄せて盛る作業。根を保護し、倒れないように安定させるために行う。つる性(つるせい)生長していくにつれ、つるが伸びて支柱に絡まりながら育っていく植物のこと。⇔立ち性定植(ていしょく)苗を苗床から移して、栽培する畑やプランターに植え付けること。底面潅水(ていめんかんすい)鉢底の水を繊維などで土に吸水させる方法。葉や茎に直接水がかからないため、株が弱りにくく病害虫を防ぐ効果もある。摘果(てきか)果実がなりすぎると、養分が足りず大きく育ちにくいので、いくつかを小さいうちに間引くこと。摘心(てきしん)果実の生育をよくするために、果樹の頂芽を摘み取ること。点まき(てんまき)あらかじめ株間をとって種をまく方法。ダイコンやカブ、ハクサイなどは点まきをする。トウ立ち(とうだち)葉菜などで、種をまいてから一定時間低温にあたり花芽ができ、生育して花が咲く現象。土壌改良剤(どじょうかいりょうざい)作物の生育に最適な土にするために施す物質。61

元のページ  ../index.html#63

このブックを見る