プランター野菜づくりノート
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(3)カリウム―耐寒性や病害に対する抵抗力をつける野菜にとって重要な要素です。(4)石灰(カルシウム)―光合成に必要な葉緑素を作り、土壌の酸性化を防ぐ効果もあります。(5)苦土(マグネシウム)―土中の有機酸を中和し、土壌を弱アルカリ性に保つ働きがあります。◎プランターの土づくり根に十分な酸素が行き届く環境にする事は野菜の成長にとって重要です。プランター栽培では、畑のように耕す事ができないので通気性(水はけ)のよい土が必要となります。 近ごろでは、あらかじめ数種類の土や堆肥をブレンドした野菜の土が販売されています。土や肥料が準備できない場合は、これを利用すると便利です。◎土の豆知識庭や畑の土は硬く締まり水はけが悪くなるので、鉢植え用の土を購入し野菜に適した土づくりをしましょう。改良用土の腐葉土は落ち葉から作られているため、通気性や保水性、保肥性を高める効果があります。よくもんで、細かくしてから混ぜ入れると良いでしょう。また、混ぜ合わせた用土は1週間以上ねかせると土がなじんで良い土質になります。 ・基本用土……赤玉、黒玉、川砂など ・改良用土……腐葉土、ピートモスなど ・調整用土……バーミキュライト、パーライトなど 土づくりの基本は、赤玉土7に対して腐葉土3の割合です。注意するのは、赤玉土が酸性で、酸性に弱い野菜(ホウレンソウ・ニンジンなど)には不向きで、苦土石灰、消石灰などを加えて中和する必要があります。◎種まき優良な質の良い種を購入しましょう。発芽しやすい環境作りのためには、種が持つ特徴を知ることが大切です。●種の購入 お店の人に相談して選びましょう。種の常温保存が発芽能力の劣化をまねく(3)プランターを上下左右に振って、土を締めましょう。底径(1)底穴にあみや石をおき、土が流出したり、虫が入らないようにします。(2)赤玉土を2割しき、培養土をその上に8分目まで入れると保水性が保てます。5

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