プランター野菜づくりノート
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ので、まく量だけを購入しましょう。●種まきの方法 種には、さまざまな形と大きさがあります。まき方にも野菜ごとに適した方法があります。(1)点まき ・直まきする場合に用いる。 ・一定の間隔を保ち、1カ所に3〜6粒ずつをまく。 ・種が大粒で、野菜のひとつひとつが大きく成長するものに適している。(2)ばらまき ・全体にばらまく。 ・種が小さく、生育した野菜自体も小さいものに適している。 ・ホウレンソウやネギなどをプランターで栽培する場合に適している。 ・少し高いところからまくと、むらができにくい。(3)条まき ・種が大きく、発芽後に茎や葉が大きく成長する野菜に適している。◎支柱●支柱が必要な野菜(1)実をつける野菜:実の重みで倒れてしまうのを防ぐ。トマト、ナス、ピーマンなど。(2)ツル性の野菜:ツルを這わせて生長を促進する。キュウリなどのウリ類、インゲンなどのマメ類。●支柱の効果(1)株の間に適度な間隔を保つことにより、病害虫の発生が少なく、防除がしやすい。(2)風害などの影響を受けにくい。(3)立体的に使え陽当たりが良くなり、収穫量が多くなる。(4)収穫が簡単になる。●支柱を立てるタイミング 栽培する野菜の性質に適したタイミングで支柱を立てましょう。(1)直まきして双葉が出たら立てる。(2)苗を植えつけた後、茎が伸び始めてから立てる。(3)本支柱―苗が完全に根付いた後に立てる。 ・合掌式―ツル性のマメ類などに用いる。 ・直立式―トマト、ナスなど、陽の光を与えたい野菜に用いる。●支柱と茎の固定方法 ツルや茎を支柱に結びつけ、固定することを「結束」といいます。 トマトなど実をつける野菜は、実がなるあたりの茎に、細いひもを8の字に1回ねじり、少し余裕を持たせて支柱に結束します。 ツル性の野菜の場合は適当な方向にツルを誘引するよう結束します。◎野菜の健康管理野菜の健康管理はポイントを押えて、よく観察することが重要です。●葉の色、艶、厚み、枚数、大きさ、形 植物の成長にとって、光合成が活発な等間隔6

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