葉茎菜づくりノート
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150㎝40㎝30〜40㎝畑の準備1年目の管理収穫堆肥 苦土石灰10㎝くらい土を埋め戻す植えつけ2年後から、伸びてきた芽を地ぎわから刈り取り収穫する。支柱立て両わきに支柱を立て、ポリテープを張り茎が倒れないようにする追肥・土寄せ5月から1か月に1回、計3〜4回畝のわきに追肥し、土寄せする※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。畑の準備十分な管理を行うと10年ほど収穫できるので、定植前の土づくりは十分行いましょう。定植前年の秋から冬にかけて、30㎝以上深耕し排水をよくしておきます。完熟堆肥、炭酸苦土石灰を散布してよく耕しておき、翌春、過燐酸石灰を施用し、幅150㎝、高さ30㎝以上の畝を立て軽く耕します。1年目の管理苗は、4月〜5月上旬に、畝幅150㎝、株間30㎝で、芽が3㎝隠れる深さに植え付け十分に灌水、雑草対策として黒マルチをして定植します(2年目の春までには取り除く)。1年目は株の養成なので、収穫せずに全て立茎させますが、8月中旬以降に伸びた茎や細すぎる茎、病茎は取り除きましょう。また、灌水をこまめに行い、風通しをよくして病害虫防除を徹底します。支柱を立ててネットやひもを張り、茎が倒伏しないようにし、冬に地上部が枯れたら刈り取りましょう。2年目以降の管理3月に基肥を畝表面に施し、軽く混和します。春に萌芽してきた若茎は全て収穫します。約1ヶ月収穫した後、太さ1㎝程度の茎を1株あたり4〜6本確保して立茎(収穫をやめ、親茎を立てる)し、残りの若茎は収穫しましょう。葉が完全に展開したら高さ140㎝程度で先端を摘心します。摘心後に発生するわき芽は取り除きます。水やりをしっかり行い、収量にあわせて追肥を行いましょう。冬期地上部が黄化し、茎が枯れてから刈り取りを行います。収穫若茎が25〜28㎝になったころ、地際部から刈りとり収穫します。病害虫茎枯病はアスパラガスの主要な病気で、発病後は早期に茎を取り除きましょう。スリップス類、ジュウシホシクビナガハムシ、ヨトウムシ類は発生初期に防除しましょう。アスパラガス・種から育てると収穫に3年ほどかかりますが、苗から育てると2年で収穫できるので、市販の苗を購入するのが良いでしょう。・深根性のため、地下水位が低く、排水のよい土壌を好みます。定植前の土づくりが重要です。栽培ポイント1年目2年目作業記録欄月月123456789101112植えつけ期刈り取り収穫期科 目原産地ユリ科南ヨーロッパからロシア南部12

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