葉茎菜づくりノート
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種まき植えつけ1鉢5〜6粒まく鉢は網箱などに入れておくと移動などの管理がしやすい本葉5〜6枚の苗に仕上げる➡土が乾いてきたらたっぷりと水をやり、根鉢を崩さないよう、ていねいに苗を抜いて畑に植えつける60㎝40〜45㎝※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。種まきキャベツには、春まき夏どり、夏まき秋冬どり、秋まき春どり栽培があります。培養土を入れた9㎝ポットに種を5〜6粒まき、発芽したら3本に、本葉2枚で2本に間引き、本葉3〜4枚で1本立ちにします。本葉5〜6枚になったら植えつけます。植えつけ植えつけの2週間前に、1㎡当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1㎡当たり堆肥2㎏と粒状肥料を散布し、よく土に混ぜ込みます。幅60㎝、高さ10㎝の畝をつくり、株間40〜45㎝をあけて植え穴を掘って、水をたっぷり注ぎます。水が引いたら苗を植えつけ、株元をしっかり押さえておきます。連作障害があるため、2〜3年アブラナ科野菜を栽培していない場所を選びましょう。水やり・追肥乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。植えつけ後、本葉が10枚程度に成長したら、株元に軽く土寄せし、液体肥料を水で薄めて、1週間毎に2〜3回与えます。第2回目の追肥は、その1カ月後。同様に土寄せし、肥料を与えます。なお、秋まき春どりの場合、2月下旬から3月上旬と、結球が始まるころに同様の肥料を同量施して土寄せすると、生育が促されます。収穫玉が肥大し、手で押してみて固く締まっていれば収穫適期です。収穫が遅れると、裂球することがありますので取り遅れには注意しましょう。病害虫アブラムシやダンゴムシが発生をします。キャベツの葉を食害するカブラハバチやモンシロチョウの幼虫、ヨトウムシは代表的な害虫です。比較的低温時に、結球部が腐敗する菌核病が発生することがあります。株を除去しても、菌は長期間、土中に残るので注意が必要です。キャベツ・20℃前後の冷涼な気候を好むため、平地では春と秋に、夏の高温期には、平地から高冷地へ産地が移動します。・大きなキャベツを育てるには、結球開始期までにできるだけ外葉を大きく育てることが重要です。栽培ポイント春まき栽培夏まき栽培秋まき栽培作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期科 目原産地アブラナ科地中海、大西洋沿岸地方14

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