葉茎菜づくりノート
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5㎝苗づくり植えつけ細かい目のふるいで種がやっと見えなくなるくらい薄く覆土発芽適温は、15~20℃。25℃以上は発芽率が低下し、30℃以上ではほとんど発芽しない水苗床からは土をたくさんつけて苗を抜き取り、ていねいに植えつける30㎝30㎝本葉7〜9枚の苗に育てる※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。苗づくり種まき用土を育苗箱に敷き、5㎝間隔に深さ5㎜ほどのまき溝をつけて、すじまきにします。覆土はごく薄くかけ、たっぷり水を与えましょう。発芽までの10〜14日はしっかりと水やりし、乾かさないように新聞紙や不織布をかけるとよいでしょう。発芽後、本葉2〜3枚になったら、直径6㎝のポリポットに移植して育て、本葉7〜9枚になったら、畑や菜園に植えつけます。植えつけ2週間前に、1㎡当たり150〜200gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1㎡当たり堆肥4〜5㎏と粒状肥料を散布し混ぜ込みます。1条植えでは幅60㎝、2条植えでは幅80〜100㎝、高さ20㎝の畝を立てます。株間は25〜30㎝ほど、2条植えにする場合は、条間30㎝とします。乾燥と土のはね返りを防ぐために、黒マルチを張ります。同時に敷きワラを敷くと、地温の上昇が防げます。苗は種から育てるか、種苗店などから購入します。本葉7〜9枚のよくしまった苗を選びましょう。水やり・追肥植えつけ2週間後から1週間毎に2〜3回、液体肥料をマルチの穴から株元へ注ぎます。マルチを敷いてない場合は、株元へ土を寄せ、同様に肥料を与えます。上向きにのび、株元が肥大しはじめたら、わき芽や枯れた下葉を取り除きましょう。収穫1番下の節間の長さが、20㎝を超えたら収穫適期です。茎の中に「す」が入るので、取り遅れに注意します。病害虫アブラムシの発生や、葉に褐色の斑点が現れる斑点病に注意しましょう。キアゲハの幼虫は葉を食害します。幼虫は見つけ次第、捕殺しましょう。セロリ・温暖な気候を好み、生育適温は16〜21℃。低温には弱く、冬季の栽培には寒さよけを充分しましょう。・有機質に富んだよく肥えた土を好むので、堆肥や化成肥料を多めに施すのが、栽培の基本です。栽培ポイント高冷地温暖地作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期科 目原産地セリ科ヨーロッパ、西南アジア、インド20

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