葉茎菜づくりノート
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植えつけ追肥1か月に1回くらい、生育の様子をみながら追肥、土寄せする1か所に3〜4株ずつまとめて植えつける元肥の上に7〜8㎝土をかける➡60㎝15㎝7〜8㎝〈1㎡当たり〉化成肥料   200g堆肥 2㎏15〜20㎝※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。種まき種から育てるときは、3〜4月の春まきにします。9㎝ポリポットに培養土を入れ、表土の中央に深さ1㎝のまき穴をつけます。そこへニラの種を10〜15粒程度まき、土をかぶせてたっぷりと水やりします。発芽し、草丈5〜6㎝に成長した頃、1ポットで7本に間引いて育てます。たっぷりと水を与えましょう。追肥は1週間に1回、液体肥料を与えます。苗が20cmぐらいになったら、畑に植えつけられます。苗の植えつけ植えつけ適期は、5月中旬〜6月中旬。日当りと水はけのよい場所を好みます。植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1㎡当たり100〜150g畑全体に散布し、よく耕します。植えつけの1週間前、畝幅60㎝をとって、畝の中央に深さ20㎝の溝を掘り、1㎡当たり堆肥2㎏と粒状肥料を施します。土を戻し、周囲から土を盛り上げて高さ10㎝の平畝を立てます。株間20㎝をとって植え穴を掘り、たっぷり水を注ぎます。植え穴に苗を4〜5本まとめて据え、土をかぶせて株元を軽く手で押さえます。植えつけ後にも、たっぷり水やりしましょう。水やり・追肥乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。植えつけの1カ月後、株元へ土寄せして、追肥します。収穫植えつけの2カ月後から収穫できますが、1年目は根を養成するため収穫を控え、2年目から収穫を行います。株元から3〜4㎝を残して刈り取ります。収穫後は追肥と土寄せしておけば、2〜3年繰り返し収穫することができます。冬越し12〜1月になって株が枯れてきたら、株元から刈り取ります。そこへ1㎡当たり堆肥3〜4㎏を株の上からかけて、冬越しさせます。病害虫オレンジ色でやや膨らんだ楕円形の小さな斑点が出たら、さび病です。新芽につきやすいアブラムシや、根部を加害するネダニが発生します。ニラ・生育適温は約20℃ですが、暑さにも強く、春から夏にかけて生育し続けます。・連作障害は少ないですが、できれば1〜2年、あけた方がよい生育になります。栽培ポイント春まき栽培秋まき栽培作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期科 目原産地ユリ科東アジア26

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