果菜根菜づくりノート
20/68

植えつけ整枝植えつけ後、株のまわりにたっぷり水を与える60㎝親おや蔓づる1本、子こ蔓づる1本を伸ばし、ほかの子蔓はかき取る蔓は畝の両側へ、畝に直角に配置して込み合いを防ぐ親蔓子蔓竹の棒などをさして固定親蔓子蔓葉※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。種まき・間引き植えつけ2週間前に、苦土石灰を1㎡当たり100〜150gを畑全面にまき、よく耕します。1週間前に堆肥を1㎡当たり2㎏、粒状肥料を混ぜて土とよくなじませます。3月下〜4月上旬、直径12㎝ポットに2粒ずつ種をまきます。乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。発芽したら生育がよいものを残して、1本に間引きます。植えつけ・整枝種まきから30〜35日後、本葉4枚程度のころが植えつけ適期。植えつけは、5月上旬に霜の心配がなくなってからが安心です。畝幅90㎝、株間は60㎝とします。植えつけ後にあんどんか、ホットキャップをすると、保温効果と害虫予防効果があり、生育も早まります。つるがのびてきたら、整枝します。通常は、親づると子づるの生育がよいもの、合計3本をのばします。人工受粉雌花が開花した当日の早朝、雄花の花粉を雌花の柱頭につけ、受粉させます。追肥・敷きわら果実が握りこぶし大になったら、粒状肥料を、畑全面にばらまいて追肥します。ただし、つるの伸びがおう盛な時や葉色が濃い場合は控えましょう。つるがのびた分だけ、敷きわらを施し、雑草の発生と、果実の汚れも防ぎましょう。収穫開花後40〜50日程度で収穫できます。長期間保存ができるので、収穫後4〜5日は、風通しのよい場所で乾燥させたのち、利用するまで貯蔵します。病害虫アブラムシや根を食害するコガネムシ類の幼虫、植えたばかりの苗の地際を食害して苗を倒すネキリムシに注意しましょう。うどんこ病や、ウリ科の野菜に発生しやすい、べと病に注意しましょう。カボチャ・土壌適応性が広く、おう盛に育つため、1株でもかなり広い面積が必要です。・チッ素分が多過ぎると、いわゆる「つるぼけ」を起こし、落果の原因になるので注意します。・カボチャは人工授粉させると、確実に結実します。栽培ポイント暖地・中間地寒冷地作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期科 目原産地ウリ科アメリカ大陸18

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る