果菜根菜づくりノート
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60〜70㎝育ちぐあいで違う畑の準備剪葉畑が空きしだい肥料をまいてよく耕しておく春になって茎葉が伸びすぎると倒伏のおそれがあるので、その場合は上のほうを刈り取る上のほうの遅く開花したものは収穫が見込めない化成肥料 少々10〜15㎝45〜55㎝30〜40㎝〈1㎡当たり〉堆肥 4〜5握り石灰 大さじ1〜2杯※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。種まき時期は、10月中旬〜11月上旬です。連作に気をつけて植え場所を選び、苦土石灰を1㎡当たり150g散布しよく耕します。1週間後に1㎡当たり堆肥2㎏と粒状肥料を施して土に混ぜ込みます。40㎝間隔に、1カ所2粒ずつの種を土にさすようにして埋めます。このとき、種の黒い部分を下向きにしてさすのがポイントです。発芽するころに鳥害を受けやすいので、注意が必要です。水やり・間引き乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。発芽したら、生育のよいものを1株残し、ほかは間引きます。草丈20㎝になったら、株元に軽く土寄せし、敷きわらをすると乾燥防止と防寒対策になります。土寄せ・追肥3月に粒状肥料を株元にばらまいて追肥し、土寄せします。3〜4月に分枝し始めたら、茎6〜7本を残して間引き、株元に土入れします。収穫収穫期は種まきの翌年の5月中旬〜6月中旬で、開花後35〜40日ごろです。ソラマメのサヤは、若いときは空を見上げ、熟してくると下にさがり、収穫適期の目印になります。病害虫葉の葉脈に沿って、かすり状に白い細かな斑点がつくのは、アザミウマの被害です。葉に、黄色や緑色のモザイク症状が現れるモザイク病は、アブラムシによって媒介されるウイルスが原因で発生します。ソラマメ・マメ科のため連作を嫌い、4〜5年の休作が必要です。・酸性土壌に弱いので、植え場所には、事前に石灰散布による酸度調整が必要です。・ソラマメは鮮度が落ちるのが早いので、適期に収穫しましょう。栽培ポイント中間地温暖地作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期科 目原産地マメ科アフリカ北部36

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