果菜根菜づくりノート
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油粕収穫目標段数の上2葉を残して摘芯する最上段の花房が開花し始めたころが適期花房畑の準備摘てき芯しん・摘果油粕目標段数大玉トマト上手な人 6〜7段ふつうの人 5段ミニトマトできるだけ多段どり1花房につき4〜5個を残して先のほうの果実は取り除く形が悪い果実は取り除く畝の高さ 15〜17㎝水はけの悪い畑、重たい土壌では思いきって高畝にする油粕180㎝20㎝30㎝90㎝〈1株当たり〉堆肥 3〜4握り油粕 大さじ4杯化成肥料 大さじ2杯※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。植えつけ適期は、4月下旬〜5月中旬です。2週間前に、苦土石灰を1㎡当たり150gまき、よく耕しておきます。1週間前に1㎡当たり完熟牛ふん堆肥を4㎏、粒状肥料をまいてよく耕し、幅90㎝の畝をつくります。苗は、株間50㎝、条間60㎝の2条植えが基本です。移植ゴテで植え穴を掘り、まず水をたっぷりと注ぎ、水が引いたら苗を植えつけましょう。支柱立て・わき芽摘み支柱の立て方は、2条植えの場合、合掌式がおすすめです。支柱は、2.4mほどのものを使います。植えつけ前にあらかじめ立てておいても、植えつけ後に株の側に立てるのでも、どちらでも構いません。葉や茎が成長し始めると、葉のつけ根からわき芽が出てきます。このわき芽を全て摘み取ることが大切で、主枝1本にだけ実をつけさせる1本仕立てで育てます。わき芽を摘み取ると、実が大きく育つほか、日当たり、風通しがよくなり、病害虫の発生も予防できます。整枝と誘引花房のすぐ下のわき芽を摘み取ったら、茎にひもを巻きつけ、8の字状になるよう何度かねじった後、支柱にしっかりと縛って誘引します。わき芽摘みと誘引は、週1回行いましょう。摘芯・追肥背高くのび、支柱の先端に届くぐらいになったら、茎の先端を摘み取る摘芯をします。花房の数が4〜5段を目安にし、先端に葉を2枚残して、その先を摘み取ります。第1花房の実がピンポン玉の大きさになった時と、第3花房の実がピンポン玉の大きさになった時に、薄めた液体肥料を水やり代わりに施します。その後は生長に合わせて、追肥します。収穫開花後50〜55日ほどで、実が赤く色づいてきます。ヘタ近くまで赤くなった実を、ヘタのすぐ上で切って収穫します。雨に当たると実が裂けることがあるので、雨よけをしつらえておくとよいでしょう。病害虫新芽にはアブラムシ、葉裏にはコナジラミ類が寄生します。葉かび病や株が突然枯れる疫病に注意しましょう。トマト・前年にトマトのほか、同じナス科のナス、ピーマン、ジャガイモなどを植えつけた場所は避けましょう。・第1花房に着果させることが、株の実つきをよくするポイントです。・開花時期は低温期で、苗を植えつける際、通路側に花房が向くように苗の向きに注意します。栽培ポイント暖地・中間地高冷地・東北北海道作業記録欄月123456789101112植えつけ期収穫期科 目原産地ナス科南米アンデス山地40

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