野菜づくりノート
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間引き種まき発芽ぞろい1カ所に4、5粒ずつ種をまき、1~1.5㎝の深さに覆土する通路25~30㎝60㎝鍬幅で深さ3㎝ほどのまき溝をつくる大型の品種は株間を広くとる本葉1枚のころ3本にする間引いた後、株元へ手先で軽く土を寄せる育成初期に子葉の形が整ったものは根形がよく、整わないものや大きすぎるものは根の形も崩れやすい間引きのとき子葉の形のよいものを残す本葉6、7枚のころ1本立てにする本葉3、4枚のころ2本に。株元へ軽く土を寄せ、ふらつかないようにする〈第1回〉〈第2回〉〈第3回〉(最終間引き)良い種の選び方・特徴各地の気候にあった在来品種がたくさんできています。やせた土地でも育ちますが、浅すぎたり石があると変形しやすいので注意が必要です。種まき時期1年中栽培が可能ですが、一般地では夏まきより秋まきの方が楽に栽培できます。冬まきはビニールトンネルの被覆が必要です。畑づくり畑はなるべく種まきの半月以上前に苦土石灰を施し、30~35㎝の深さに良く耕しておきます。肥料は、化成肥料を10㎡あたり1.5㎏施します。ゴロ土や石、未熟堆肥があると又根やひげ根の原因になるため、なるべく除去します。手入れ発芽して本葉1枚の頃3本立てに、本葉3、4枚の頃2本立てとし、本葉6、7枚になったら1本立てになるよう間引きしていきます。間引きの時、株元へ土を寄せふらつかないようにします。同時に追肥も施します。間引きの時は、子葉の形が整ったものを残します。冬まきのトンネル栽培は、暖かくなったら換気をしましょう。ダイコン収 穫秋まきでは、80~100日、冬まきで70~80日、上方に伸びていた葉が開き、外葉が垂れるようになったら収穫適期です。収穫が遅れるとすが入るので、小さいうちから利用すると良いでしょう。・冷涼な気候を好み、耐寒性はあるが、肥大すると凍害を受けやすくなる。・間引きのとき、子葉の形が整って良く伸びたものを残すことが大切。栽培ポイント秋まき栽培冬まき栽培(トンネル栽培)夏まき栽培作業記録欄月123456789101112種まき期収穫期種 類科 目原産地難易度 根菜類アブラナ科地中海沿岸・中央アジア易難普※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。28

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