野菜づくりノート
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畝植えの場合指先で挿し込んで、株元の土を締めておく植えつけの深さ白いところが少し地上に出ていること2~2.5㎝10㎝10㎝良い苗の選び方・特徴早生種は早く肥大しますが貯蔵性が悪く、中晩生種は貯蔵性が高い。生食用紫タマネギも作っておくと便利です。種まき時期種をまいてから定植するまでの期間が50~60日かかるので、適期の種まきが大切です。中生種は8月中旬~9月下旬がまき時で、早生では10~15日早まきします。畑づくり育苗用の苗床には苦土石灰をまき、化成肥料を少量まいて良く耕します。90~120㎝幅の床を作ります。植えつける畑は、苦土石灰を施して良く耕し、60㎝幅の畝に深さ10㎝の植溝を作ります。畝栽培にするには、全面に堆肥や化成肥料を10㎡あたり1.8㎏施し良く耕します。畝にマルチをして植えつけると生育が良くなります。種まき畝を平らにし、6~8㎝間隔のまき溝に種をすじまきにします。種が見えなくなるくらい土をかけ、上に堆肥や腐葉土をふり、発芽までわらや新聞紙で覆います。植えつけ時期種まき後、50~60日、草丈20~25㎝になったら植えつけます。すじ植えは、植え溝に堆肥や化成肥料を施し、5㎝ほど間土をし、株間は8~9㎝に苗を植えつけます。マルチ栽培では、10×10㎝間隔に植えつけ、株元を良く押さえておきます。手入れタマネギ12月中~下旬と3月上旬の2回、化成肥料を少量、うね間や株間に追肥をします。収 穫全体の7~8割が倒伏した頃の天気の良い日に収穫します。数日干して数玉ずつ束ねて風通しの良いところへ吊るして貯蔵します。・早生種から晩生種まで多くの品種があるが、特性にあった種まき時期に注意する。栽培ポイント暖地中間地北海道作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期種 類科 目原産地難易度 葉茎菜類ユリ科地中海沿岸・中央アジア易難普※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。30

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