野菜づくりノート
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植えつけ整枝更新剪定60㎝晴天の暖かい日を選んで畑に植える70㎝黒色ポリフィルムをマルチすると地温上昇、保湿、除草に有効肥料の流亡も防げる①主枝取る1番花のすぐ下と、その下にある勢いのよい側枝を伸ばす主枝を伸ばす伸ばす側枝を伸ばす取る3本整枝の仕上がり図葉が込み合ってきたら、老葉は摘除して通風をよくし、果実に日が当たらないことのないようにする②側枝③側枝切り戻し前〈1株あたり〉完熟堆肥 3握り化成肥料 大さじ2杯株の周囲を鍬またはスコップで深く耕しながら肥料を施すなり疲れしてきたら枝を大きく切り戻し、肥料を与えて勢いを回復し、秋ナスどりをねらう30~40㎝良い苗の選び方・特徴葉が厚く色の濃いもの、茎が太く濃いもの、下の方の葉が大きく開いているもの、1番花が咲きはじめているもの、ふた葉がついているものを選びましょう。植えつけ時期家庭菜園用では、4~5月頃に植えつけます。自家育苗は種を購入し、育苗箱にまき、25~30℃に保ちます。本葉1枚の頃4号鉢に植え替えます。畑づくり連作を嫌うので、3~4年はナス科の野菜を作っていないところを選びます。苦土石灰をまいて土と良く混ぜ合わせ、幅1mの畝を作り、中央の溝に1㎡あたり堆肥1㎏、油粕100g、化成肥料150gを施し、土と良くなじませて埋め戻します。植えつけ深植えにならないように、株元はやや盛り上げ、支柱をしてやります。畝の両側に植え溝を作り、株間50~60㎝で植えつけます。マルチをすると生育が早まり、早く収穫ができます。手入れ整枝は、1番花の下2本の側枝を残し、主枝と合わせた3本仕立てにします。それより下に出るわき芽は小さいうちに摘み取ります。敷きわらは、土壌の乾燥や雑草を防ぎます。栄養不足になりそうな時は、追肥、かん水をしてやります。追肥は半月に1回、化成肥料を少量、株のまわりや畝に施します。風通しを良くし、果実が日光不足にならないように、葉が込み合ってきたら、老葉は摘除します。収 穫ナス6月頃から収穫できますが、一度にたくさん収穫できるような場合、小さめの果実でとり、株の負担を軽くします。7月上・中旬頃、更新剪定をしてやります。主枝・側枝の基部の葉を2、3枚残して切り取り、肥料を与え勢いを回復させます。20~30日後に再び良い実が取れ始め、秋まで楽しめます。・早植えには、マルチと併せてトンネルなどを用い、充分な保温対策を講じる。・整枝や込み合った葉の摘除に留意し、果実に日をあて、着色をうながす。栽培ポイント暖地・中間地高冷地・東北北海道作業記録欄月123456789101112種まき期植えつけ期収穫期種 類科 目原産地難易度 果菜類ナス科 インド東部易難普※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。36

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