野菜づくりノート
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間引き第1回本葉1枚のころ3~4㎝間隔に第2回草丈が7~8㎝に伸びたとき、5~6㎝間隔に3~4㎝5~6㎝元肥入れ〈畝の長さ1mあたり〉化成肥料 大さじ5杯10㎝15㎝3~4㎝肥料の上に土をかけ、鍬で底面を平らになるようよくならす良い種の選び方・特徴葉の丸い西洋種、葉に切り込みが多い東洋種。最近は両者の交配品種(丸葉系、剣葉系)が広く普及しています。種まき時期1年中、種まきできますが、秋まきが最も作りやすく、ついで春まきです。秋まきは9月中旬~10月上旬にまき、それ以降はトンネル栽培になります。畑づくり酸性土壌にきわめて弱いので、苦土石灰は必ず施します。畑には苦土石灰(秋まきで10㎡あたり2㎏、春まきで1.5㎏程度)、堆肥と化成肥料を施肥し、良く耕しておきます。種まき普通栽培では、うね幅45~60㎝にとり、種をまきます。ポリマルチ栽培では15㎝間隔に穴をあけ、1穴あたり8~10粒まきます。ポリマルチ栽培の方が生育が早く、病害も少ないようです。良くかん水し覆土は1㎝の厚さにします。まき溝の底面や覆土にむらがあると、発芽が揃いにくいので、芽だしまきをする場合もあります。手入れ栽培期間の長い秋まきでは、途中追肥を行います。化成肥料をうね間に少量ばらまき、土と混ぜます。また、秋まきして冬どりする場合は、トンネルで保護してやります。トンネル栽培にすると、冬でも葉の柔らかいものが収穫できます。収 穫秋まきは収穫期間が長いので面積を多めに取っておきます。春まきは生育期間が短いので、少量ずつ何度にも分けて畑を作ります。収穫は、草丈が20㎝以上に伸びる前の15㎝くらいから間引き収穫で楽しめます。ホウレンソウ・冷涼な気候を好み、寒さには強いが、暑さには弱く23~25℃で生育が悪くなる。・酸性土壌にきわめて弱いので、畑には必ず苦土石灰を施す。栽培ポイント秋まき栽培春まき栽培夏まき栽培(冷涼地)作業記録欄月123456789101112種まき期収穫期種 類科 目原産地難易度 葉茎菜類アカザ科コーカサス地方易難普※地域により、気候・土壌に大きく差がありますので、本書の栽培方法・栽培時期は、栽培される地域の気候や土壌、慣行法などを参考にして利用してください。48

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